マンホールサミット開催についてはこちらをご覧ください。また、3年ぶりの開催となる待望の「第10回マンホールサミットin所沢」の情報もリンクをご覧ください。(更新:2022年10月25日)
こんにちは。フリー編集者の魚住です。2015年10月、マンホール蓋愛好家のムーブメントについて取り上げたご縁で、年に一度のイベントに参加してきました。マンホールグッズ販売、マンホール愛好有識者によるリレートークと楽しい催しが目白押し。そして、なんといっても今年の目玉は「マンホールカードはじまるよ〜!」です。年々、内容も盛りだくさんになっている路上観察家の祭典をご覧ください。(公開:2016年4月20日/更新:2022年2月19日)
■マンホールサミット2016
2016年3月19日(土) 11:30〜16:30
会場:メタウォーター株式会社14階(東京都千代田区神田須田町1-25 JR神田万世橋ビル)
参加費:無料
主催:下水道広報プラットフォーム(GKP)
協力:東京都下水道局
「マンホールサミット」へようこそ!
ご当地マンホールや幾何学模様が面白いデザイン・マンホールなど多種多様な日本のマンホール蓋。路上観察から始まったマンホール蓋愛好のムーブメントは年々広がりを見せています。そして、マンホール蓋を愛する人たちによる「マンホールサミット2016」。「マンホールナイト」や全国各地で催されるイベントは数あれど、年に一度のサミットはこれだけ。今年で4回目となります。参加資格はいりません。マンホール蓋について語り合い、その面白さを再認識する、そんな超絶楽しいイベントなのです。
【プログラム】
①11:30〜 見学会(マンホールの中を覗いてみよう!)
②12:30〜16:30 デザインマンホール蓋展示、マンホールグッズ展示・販売
③13:30〜16:30 愛好家、有識者によるリレートーク
①マンホールの中を覗きたい人たち
マンホールの蓋を開けた内部を覗く体験ができる「見学会(マンホールの中を覗いてみよう!)」には、事前申込の先着100名があっという間に埋まってしまうほど人気。ヘルメットをかぶって期待値MAXの参加者も雨天には勝てず…。雨水で下水道の水量が増えて危険なこともあるため、この日はテレビカメラで映し出された下水管渠(げすいかんきょ)の中をモニター越しに見学、と相成りました。ちょっと残念でしたが、それでも参加者は日頃見られないマンホール内部が見られてウキウキでした(危ないからよい子はマネしないでね!)。
▲画像は左右にスライドできます(PCの場合、写真左右にある矢印をクリック)
②マンホールグッズにワクワク!
マンホール蓋の魅力に取り憑かれた人たちは、マンホール蓋をかたどったグッズ集めにも余念がありません。Tシャツやストラップ、タオル、低反発クッションなどのグッズがずらりと並びます。マンホール蓋の形からコースターにしたくなる人が特に多いようで、「マンホールサミット2016」に入場するともらえるコースターは紙製。缶バッジやマンホール蓋デザインを焼き付けた「おせんべい」とともに主催者の製作です。プラスチック製は「エーワークス」製作。ラバー製は「べびすや」製作。「エイジレス」はマンホールグッズに関しては結構老舗さんです。他にも紹介しきれないぐらいマンホールグッズがいっぱい。各社とも素材から工夫を凝らし、リアルさを追求しています。
▲画像は左右にスライドできます(PCの場合、写真左右にある矢印をクリック)
また、マンホール蓋をデザインしたテーブルや「デザインマンホール鉄板」などツッコミたくなるほど楽しいアイデアがいっぱい。この日は発売直前の「マンホールどら焼き」がサミット限定販売され、あっという間に完売となりました。残念ながらゲットできなかったので、どら焼きの表面にマンホールデザインを付ける焼きごて(2種類)を写真に収めてきました。
▲画像は左右にスライドできます(PCの場合、写真左右にある矢印をクリック)
ついに「マンホールカード」がはじまった!
この日のお楽しみはマンホール愛が止まらないマンホール関係者や愛好家によるリレートーク。プレゼンさながらにスライドショーが展開され、約300人のリスナーを釘付けにしました。
この中でも、GKP企画運営委員の山田秀人さんによるトーク「マンホールカードがはじまります!」は大トリ。日之出水道機器の広報部マネージャー(当時)でもある山田さんは「マンホールカードって何だろう?」と思っている方々に熱く説明してくれました。
世界初のマンホール蓋のコレクションアイテム「マンホールカード」は全国各地の様々なデザインマンホールを採り上げたもの。マンホール蓋愛好心とコレクターゴコロ、両方くすぐってくれるのです。実際には手のひらに収まるサイズ。名刺よりもほんの少しだけ大きいぐらいです。第1弾は全国28都市で計30種類(のべ6万枚)を同時リリース(今後は四半期に一度のペースで新作を発表予定)。カードごとに指定された場所に足を運ぶと入手できます。
(リンク)「マンホールカード配布場所」などについて(2022年2月19日現在)
▲昨年インタビューさせていただいた森本庄治さんと再会。「マンホールサミット2016」を楽しみながらもマメにTwitterで発信されてました。森本さんのアカウントも要チェックです
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この日、「マンホールサミット2016」会場には約300人が集結。ほんの数メートルの移動もきついほど、大盛況でした。テレビ、ラジオや新聞、雑誌などマスコミの取材もたくさん入っていたので、すでに報道で見た人もいるかもしれませんね。
次回の「マンホールサミット」が今から待ち遠しい人は、「マンホールナイト」などのイベントも小まめにチェックしておきましょう。「マンホールカード」もコレクションしつつ、また「マンホールサミット」で会いましょう!
●文= 魚住陽向(フリー編集者、小説家)
●撮影・編集=大山勇一