リニューアルOPENした「スノードーム美術館」でオリジナルのスノードームを作ってみよう!

こんにちは。フリー編集者の魚住です。最近、世の中はハンドメイド流行りで、手作り作品の通販・販売サイトが大人気です。不器用な私も何か手作りしてみたい。そこでオリジナルのスノードーム製作ワークショップが開催されているというので、体験してきました。スノードームインストラクター講座(オンライン講座も)もあるようです。ハンドメイドでプレゼントが作りたい、親子で参加したいという人にピッタリ! 「スノードーム美術館」内でのワークショップ体験の様子をぜひご覧ください。(公開:2016年11月1日/更新:2022年8月22日)※当記事の写真は2016年10月に撮影されたものです。

IID世田谷ものづくり学校の閉館に伴い、スノードーム美術館は横浜ランドマークプラザ4階へ移転しました。2022年8月、リニューアルオープン!

スノードーム美術館とは
日本唯一のスノードーム常設美術館。世界中のスノードームの展示は歴史を感じさせてくれる物ばかり。展示だけでなく、ショップではスノードームの購入が可能(オンラインショップもあり。記事最後のお知らせ欄を参照)。また、ワークショップの開催や観光地・自治体、イベントのオリジナルスノードーム制作なども。

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世界でひとつだけのスノードームを手作りで。大人から子供まで人気のワークショップ

スノードーム美術館の販売ショップでは気に入ったスノードームを購入できます。でも、この機会に「自分がデザインしたオリジナルのスノードームを手作り体験してみたい!」と思い、ワークショップに申し込んでみました。他に一般の申込の生徒さんがお一人。ついでに、カメラマンも引きずり込んで3人で一緒に体験です(笑)。

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この日のインストラクターは、笑顔が素敵な「わかなさおり」先生。平日は別のお仕事をされていらっしゃるということです。インストラクター歴は約6年。以前から包装紙やリボン、シール、折り紙、細々した雑貨などをついつい集めてしまうところがあり、「これらを活かすにはスノードーム・インストラクターになるしかない!」と資格を取得したというからカワイイ動機です。教え方も優しくて分かりやすいので、初心者でも安心!

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カメラマン(男性)が意外(!)にメルヘンなスノードームを作ろうとしている横で、私は「シン・ゴジラ」のスノードームを作ろうとしていて、四苦八苦。日本スノードーム協会事務局の中村さんが、メールで送った画像をプリントアウトしてくれました。他の小物パーツを選んでいるうちにデザインが固まってきましたが、その時には残り時間30分! 果たして完成するんでしょうか?

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他の2人がスムーズに完成しているのを横目で見つつ、私もついにラストスパート! 残り30分で焦りつつも集中力を発揮し、どうにか2人に追いつきます。「そんなに焦らなくても大丈夫ですよ」というわかな先生の言葉に癒されつつ、急いで完成!

▲一緒に体験した生徒さんのスノードーム作品。女の子らしいスノードームはクリスマス・プレゼントとしても喜ばれそうです!
▲カメラマンの爽やかなスノードーム作品。片面だけ小物パーツで飾って、もう一方の面は写真を入れてフォトスタンドにするそうです。本当に意外ですがカワイイです!

▲魚住のテーマは外国人観光客向け「これぞ日本土産」です。片面は歌舞伎の定式幕(じょうしきまく)を背景に季節は「春」で、もう一方は「秋」。シン・ゴジラと合わせたら世界に一つの日本土産の完成。ところが、完成後に気がつきました。歌舞伎は松竹、ゴジラは東宝……私はあり得ないコラボをさせてしまったようです(笑)

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やっぱり手作り、物づくりは楽しいですね。不器用な私も久しぶりに集中して、あっという間の2時間でした。1人で参加はもちろんのこと、友達同士や親子でワークショップ体験もできます。ハサミが使用できる人だったら年齢不問。なかには親の手を借りずに完成させた5歳未満のお子さんもいるそうです。「子どもは飽きっぽいから2時間もたないのでは?」なんて心配ご無用。クリスマスや誕生日プレゼントにも向いているから自分用だけでなく、家族や友達をイメージして作るのもいいです。各地でのイベントもありますが、まずはワークショップで体験してみることをオススメします。

★ワークショップのお知らせ
◆日程◆土曜、日曜、祝祭日
◆開催時間◆11:00~13:00/14:00~16:00
◆場所◆スノードーム美術館(アクセスは記事最後の情報欄を参照)
◆参加費◆ ※お問い合わせください
◆申し込み方法◆お名前、携帯番号、ご参加人数、ご希望時間をメールにてお申し込みください。
mail:info@snowdome.gr.jp
★毎月1〜2回、不定期でもワークショップを開催しています。詳細はサイトでご覧ください。
スノードーム美術館:http://www.snowdome-museum.org/

【オンラインでも受講可能】スノードームインストラクターを目指そう!

自分の考えたデザインでスノードームを手作りするのはとっても楽しい! そしてさらに「スノードームの世界に浸りたい」「みんなに広げたい」という人には「スノードームインストラクター講座」があります。

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スノードーム美術館内での「スノードームインストラクター講座」は定期的に開催されています。1回目は約7時間、2回目は5時間ほど「スノードームの歴史」「制作実技」「ワークショップ開催までの内容」などを受講し、テストに合格して認定されると、スノードームインストラクターの認定式があるのです。

「スノードームインストラクター」に認定後は、ワークショップのアシスタントを経て、美術館の講師、様々なイベントやカルチャースクールでの講師、あるいは自分自身でスノードーム教室を主催することも。資格取得後もさらなるステップアップが可能なようです。ただし、日本スノードーム協会から仕事を斡旋するということが資格取得に関するメリットではないので誤解なきよう。

Information スノードームインストラクター講座 受講生募集のお知らせ
★年に1〜2回開講しています。日程などの詳細はサイトにてご確認ください。
〈受講資格〉スノードーム、物作りが好きな方、全てのプログラム日程(3日間)に受講参加できる方
〈授業料〉※お問い合わせください
〈問合せ方法〉表題「スノードームインストラクター講座 申し込み」メールにて申し込みすると、折り返し資料が送付されます。
※定員(10名)になり次第〆切になります。
mail: instructor@snowdome.gr.jp
URL:http://www.snowdome-museum.org/
※最新情報は公式サイトでご確認ください

★オンライン講座で資格取得も可能!
「日程が合わない」「遠くて行けない」などの理由で受講を諦めるのはまだ早い。こちらにはオンライン講座もあるのです。インターネットに接続可能なPCがあれば(携帯電話からの受講は不可)、自分のスケジュールに合わせて受講できます。いつでも、どこに住んでいても受講できるなんて、これは便利! 受講費用は、受講料・教材費・認定料などが必要です。興味がある人はサイトをチェックしてね。
[スノードームインストラクター資格取得講座]
http://snowdome.gr.jp/instructor/index.html

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スノードームは不思議な小宇宙です。美しい風景やキャラクターだけでなく、思い出も詰めることができる。今回、オリジナルのスノードーム作りを体験して気づいたのは、スノードームを使って、ひとの活動を広げることも可能なのではないかということ。

例えば、主婦がスノードームインストラクター資格を取得し、子ども向けイベントを開催したり、カルチャーセンターで講師ができる。英語が話せる人は外国人観光客向けに体験ワークショップ(外国人は体験型観光が大好き)を開催して喜ばれそう。小中学生が資格を取って、スノードームのアーティストになるのも素敵。
スノードーム販売(卸は日本スノードーム協会に要相談)やご当地スノードーム制作は、地元の観光や町おこしにもピッタリ。何よりも被災地の復興に役立つのではないかと考えます。スノードームは静かに人々の幸せを見守る身近な芸術品なのだと感じました。

今回、取材にご協力くださった日本スノードーム協会の皆さん、わかなさおり先生、一緒に体験した生徒さん、本当にありがとうございました。

※当記事の写真は2016年10月に撮影されたものです。

▲スノードーム美術館のショップには高さ4㎝ほどのこんな小さいスノードームもたくさん販売してました。小さな黒猫スノードームに毎日癒されています

スノードーム美術館
特定非営利活動法人 日本スノードーム協会(オフィス)
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークプラザ4階
TEL:050-3479-8445
開館時間:11:00~20:00
休館日:※お出かけ前にご確認ください
入場料:無料
※最新情報は下記の公式サイトかSNSにてご確認ください

オンラインショップ:http://snow.shop-pro.jp
公式サイト:http://www.snowdome-museum.org
Mail:info@snowdome.gr.jp
Twitter Facebook

アクセス:JR・市営地下鉄 桜木町駅より(動く歩道で)徒歩約5分。みなとみらい線みなとみらい駅より徒歩約3分。

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●文・編集=魚住陽向フリー編集者、小説家
●スタジオ撮影=清水亮一(アーク・コミュニケーションズ
●撮影・編集=大山勇一